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今泉佑唯 20歳の覚悟 女優への夢と目標を語る

今泉佑唯

今泉佑唯 20歳の覚悟 女優への夢と目標を語る

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女優としての活動を本格的にスタートした今泉佑唯。先日、その出発記念とも言えるDVD&Blu-ray『今泉佑唯の出逢い旅 ~20歳の再出発 アイドルから女優へ~』が発売された。


北海道で盛りだくさんの撮影に臨んだ彼女に、撮影中のエピソード、そして女優としてのこれからを思いっきり話してもらいました!

北海道での撮影で、一番うれしかったのは……

──今回の作品には「20歳の再出発」というサブタイトルがついていますが、20歳になった瞬間はどこで、どんな感じで迎えたんですか?
 
今泉 実家で迎えました。その瞬間は寝ていて、気づいたら20歳になっちゃってたんですよ!(笑) だから実感は全然ありませんでした。
 
──そうですか(笑)。20歳になって、決意したことはありますか?
 
今泉 20歳の節目でグループを卒業したいという気持ちがずっとあったので、それが自分の中では大きかったかなと思います。それがあったからこそ、今、実際に個人での活動をいろいろとさせていただいているので。
 
──すでにいろいろな活動をされていますが、グループ時代にもソロ活動はありましたよね。その時とは違いますか?
 
今泉 気持ちが全く違いますね。グループにいた中で一人の仕事をやらせていただいていた時も、責任感とかはもちろんあったんですけど、やっぱり今の方が倍以上、プレッシャーとか責任感がありますね。
 
──その中でやるのは大変?
 
今泉 けっこう、潰されそうになります。「あ~~~~!」ってなります(笑)。
 
──その「あ~~~~!」を克服するにはどうしていますか?
 
今泉 おいしいご飯を食べたり、人と話すことが好きなので、誰かと話していっぱい笑うと、プレッシャーとかいろんな悩みとかから解放されます。あと、寝たら意外と忘れる時もありますね(笑)。
 
──さて、節目の作品でもある今回の『今泉佑唯の出逢い旅 ~20歳の再出発 アイドルから女優へ~』ですが、撮影で印象的だったことは?
 
今泉 一番は雪ですね! 北海道で撮影させていただいたんですけど、あんなに雪が積もっているところって、東京に住んでるとなかなか見られないじゃないですか。「どれだけ深いんだろう」というのが分からなくて、普通に歩いてたらヒザぐらいまで埋まっちゃって、「歩くだけでもこんなに大変なんだ!」って思いました。
 
──作品内では、同世代のいろんな女性とお話しされていましたよね。その中で思ったことは?
 
今泉 私はけっこう人目を気にしてしまっていて、「こうでないといけないのかな」みたいなことを思って生きてきたんですけど、今回いろんな方に出会って取材させていただく中で、「自分らしく生きていいんだ」ってすごく感じたんです。そこから、変に人目を気にしすぎないようになりました。
 
──内容的には珍しい作品ですよね。撮影は楽しかったですか?
 
今泉 楽しかったです! 皆さん、同世代とは思えないぐらい考え方がしっかりしていて、刺激を受けました。インタビューされることに慣れてらっしゃって、逆に私が緊張しすぎちゃって、もうちょっと聞きたかったなと思いました(笑)。
 
──完成した作品は、ご自分で見ましたか?
 
今泉 自分の作品を見るのは恥ずかしいと思ってしまうタイプなんですけど、今回は初めて、ちゃんと見ました。今までは音を出さずに見たり、早送りしたりだったんですよ。だからちゃんと見たのは初めてで、自然体でいる自分を客観的に見るのもほとんど初めてで。「私、こういう表情するんだ」とか発見が多くて、逆に勉強になりました。
 
──ここを見てほしい!というポイントは?
 
今泉 ええ~、いっぱいあるなあ! しょうもないなあって思われるかもしれないですけど、私はソフトクリームが大好きで、「北海道でソフトクリームを食べる」っていうのが一つの夢だったんですよ。今回、ソフトクリームを3つぐらい食べて、その様子を特典映像に入れていただいているので、そこも注目していただけたらなって思います。
 
──おいしそうに食べてましたもんね(笑)。
 
今泉 おいしかった~!(笑) けっこう並んだんですけど、その甲斐はありました。北海道がもっと好きになったし、他のソフトクリーム屋さんにも行きたいなって思いました! この前、DVDの発売記念イベントを北海道でやらせていただいたんですけど、その時にも2~3個食べられて、うれしかったです!
 
──ソフトクリームはどこでも食べるんですか?
 
今泉 はい! 見つけたらどこでも食べちゃいます。東京では、広尾にある「Melting in the mouth Tokyo」というお店が一番お気に入りで。オモチャみたいなソフトクリームで、すごくおいしいんですよ!
 
──分かりました(笑)。DVD本編のオススメポイントは?
 
今泉 いろんな方とお話しさせていただいたので全部オススメなんですけど……あえて絞るなら、ニュークラブの【美月】さんとの場面ですね。自分と仕事は違うけど、似てるなと思ったんですよ。人と接するお仕事なので、何か言われて傷つくこともあるっておっしゃってて、私もそこを相談したんですよ。そしたら、「傷つくこともあるけど、気にしないようにしてる」とかいろいろアドバイスをしてくださって、「ああ、やっぱりそうなのか」と思ったし、仕事は違ったけど刺激を受ける部分もたくさんあったので、うれしかったですね。誕生日も血液型も一緒だったんですよ! それで、今でも仲良くさせていただいてます。
 
──グループ時代の映像もいろいろ出てきますよね。グループでの活動で得たものは何ですか?
 
今泉 私ってすごく人見知りで、最初は全然しゃべれなかったんですよ。撮影現場とかでも端っこにいるタイプだったので、スタッフさんとも全然仲良くなれなくて。でもいろんな方とお仕事させていただくようになって、人と接することがすごく好きになって、人と関わる楽しさをすごく学びました。
 
──今からすると、想像つかないですね(笑)。
 
今泉 そうなんですよ! 全然しゃべらなくてずっと下を向いてるぐらいだったんですけど、握手会とかでも人と関わることが増えたので、そこで人見知りが全くなくなりました。それどころか、逆にグイグイ行くようになって(笑)。
 
──なるほど(笑)。また作品の中で『日が昇るまで』という曲の話が出てきます。今の時点では、あの曲についてはどういう思いがありますか?
 
今泉 当時はなかなか聴けなかったけど、今は「ああ、こういうこともあったなあ」って振り返れるようになったので、この曲をちゃんと聴けるようになったのは最近ですね。触れないようにしていた部分もあったので、ちゃんと振り返れるようになったのは大きいですね。その上で、これからの活動に踏み出そうという気持ちになれました。

難しかったけどやり遂げた『熱海殺人事件』

──今はすごく多方面で活動されていますが、その中でも最近は『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』の舞台が話題でしたね。婦人警官役で、大変そうな役柄でしたが……。
 
今泉 難しかったです! 最初、役柄をいただいた時はホントに「ポカーン」という感じで、本番ギリギリまで私だけ仕上がってないというような状況だったんですよ。だから役作りらしい役作りもできなくて、演出の岡村俊一さんに言われるままにやってみるってことしかできなくて、正解が全く分からなくて。
 
──それは、役柄が難しかったから?
 
今泉 内容が難しくて、最初は理解できなかったんですよ。婦人警官というお仕事も、今までほとんどお会いしたことがなかったので、調べたりしてもパニックになっちゃって。19歳の女の子の役も演じさせてもらったんですけど、九州弁も難しくて、さらにパニックで。なので、自分で「こうしよう」と考えるのはいったんやめようと思いました。
 
──稽古も大変だったようですね。
 
今泉 大変でした! 「今、私は孤独を感じてる!」と思いました(笑)。グループから離れて初めて、本格的にお芝居に触れたので、「ああ、一人になるとはこういうことか」と。それに、周りは経験豊富な役者さんばかりなので、途中からは分からないことを「分からない」って言えなくなっちゃって。自分がどこが分からないのかも分からなくなっちゃったんですね。自分の殻に閉じこもっちゃって、トイレの窓から逃げ出そうとしたりとか、ホントに逃げることしか考えてなかったですね。
 
──よく最後までやり切りましたね。
 
今泉 そうですね! よく最後までやり遂げられたなあと思います。でも、本番はすごく楽しかったんですよ。気持ちが変わってよかったなと思います。逃げたら負けだなとはずっと思ってたんですけど、周りの役者さんとか岡村さんとかが「本番で千秋楽を迎えた時に、絶対もう一回やりたいって思うから、一緒に乗り越えよう」ってずっと言ってくださってたんですよ。その言葉を信じて頑張りました。
 
──皆さんに支えられたわけですね。
 
今泉 大阪公演が最初だったんですけど、そのゲネプロの時にちょっと感覚を掴んで、そこからちょっとずつ楽しくなってきました。ステージに立つと気持ちが全く切り替わるので、そこが大きかったのかなと思います。声の出し方とかも全然変わったので。
 
──今までも演技の経験はあったと思いますが、それとも全然違ったわけですね。
 
今泉 違いましたね。もう汗だくになるというか、2時間の間、全然気が抜けないんですよ。1回の公演を終えると、ものすごく疲れてて。今までにない経験で、「あ、これが舞台なのか!」と思いました。
 
──かなりの集中力が必要だったんですね。
 
今泉 はい。自分の集中力が切れた時は、周りに気づかれるんですよ。本番が終わった時の反省会で「今日、集中してなかったでしょ」とか指摘されて。「あ、バレてる~!」と思って(笑)。私なりに集中してるつもりだったんですけど、台詞を追うのにいっぱいいっぱいな時もあって、そこで気づかれました。
 
──最終的には手応えを感じましたか?
 
今泉 自分の手応えというより、周りの方々から「この舞台を見て、“元アイドル”じゃなくて“女優”の今泉を見た気がした」って言われた時に、自信がつきましたね。「よし、もっと上に行くぞ!」という気持ちになりました。

憧れの“あの人”ともし共演できるとしたら……

──上を目指すにあたって、行きたい方向性とかはありますか?
 
今泉 いろんな役をやらせていただけるようになりたいですね。一つの役に縛られずに、いろんな役に挑戦できたらいいなと思います。素の自分からはかけ離れた役柄をやってみたいですね。今回の舞台で、そう思えるようになりました。
 
──女優さんとしては、北川景子さんが憧れの存在だそうですね。
 
今泉 ハイ! 北川景子さんも、いろんな役をやられてるじゃないですか。固定したイメージがないところがすごく好きで、私もそうなりたいと思いました。
 
──いつかは共演したい?
 
今泉 させていただけたら光栄ですね。ぜひ!
 
──すぐに話が来たらどうします? それとももっと経験を積んでからの方がいいですか?
 
今泉 ええ~~~~~~っ!? その究極の2択は困りますね! でももし明日とかに共演の話がいただけたりしたら、「ええっ、いいんですか~!?」って言ってやっちゃいますね(笑)。
 
──やるんですね(笑)。もし共演できるとしたら、どんな関係性の役柄がいいですか?
 
今泉 私がちょっとサイコパスチックな役で、北川景子さんがそれを抑える、みたいな。
 
──即答だったわりには、複雑な話が出てきましたね(笑)。
 
今泉 家族でも何でもないんですよ。仲がいいわけでもないんですけど、「この人はきっと何かあるぞ」と気づかれて、抑えられるみたいな。それ、北川景子さんは何役なんですかね?(笑)
 
──何でしょう(笑)。
 
今泉 探偵さんですかね。人の心が読める探偵さん、みたいな。サイコパスの役か、メチャメチャぶりっ子の役がやってみたいんですよ。自分を振り切ってみたいんです。
 
──そうですか(笑)。
 
今泉 でももし北川景子さんと共演できても、私が憧れてるってことは必死に隠します。で、数年経ってから「実は……」って初めて明らかにするんです。
 
──えっ、じゃあこの記事に載るのは……。
 
今泉 ホントだ!(笑) でもご本人の目に留まらなければ、まだセーフです。私はいろんなところで言ってるんですけど、ご本人は絶対知らないと思うので。
 

この先、夢と目標がたくさん!

──他にも夢がたくさんあるということですが。
 
今泉 そうなんです! まず、女性誌にすごく憧れがあるんですよ。なので、女性誌に載って、女性のファンの方に注目してもらえたらうれしいですね。
 
──メイクなどにも興味があるんですか?
 
今泉 自分でするのは苦手なんですけど、してもらうのは好きなんです。「今はこういうメイクが流行ってるんだ!」っていうのが分かるし、いろんな自分になることができるので、女性誌の撮影がすごく好きで。だからそういうお仕事がもっとできるといいなと思いますね。その方面では、田中みな実さんとか泉里香さんに憧れます。それから、「クレヨンしんちゃん」のゲスト枠に、いつか出たいんですよ!
 
──ああ、劇場版で毎回あるアレですね。どんな役で?
 
今泉 あれって本人の役が多いんですけど、出られるなら何でもいいです。犬でも何でも! 台詞が「ワン!」しかなくても、全力でやりますから!
 
──それは逆に楽しみですね(笑)。「クレヨンしんちゃん」はそんなにお好きなんですね。
 
今泉 ハイ! 劇場版は全部見てますし、最新作はもう3回見ました。毎回、2回は絶対に見るんですよ。一番のオススメは、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」です! もう15年以上前の作品なんですけどね。お話も感動するんですけど、そもそも焼肉が好きで、うれしくなって何度も見ちゃうんです。見終わるとスーパーに行ってお肉を買っちゃいます(笑)。
 
──この先、音楽活動は考えていますか?
 
今泉 今は考えてないですね。ただ、ファンの方から「歌が聴きたい」という声をすごくいただくので、ファンイベントとかで歌わせていただいたりはするかもしれません。歌うことは大好きなので。最近、カラオケにも行くようになったんですよ。
 
──ほう。十八番は?
 
今泉 何だろう? でも最近は、家入レオさんの「ずっと、ふたりで」という曲は、3回は必ず歌います。
 
──えっ、3回?
 
今泉 ハイ! 1回目はのど慣らしで、2回目にちょっと本気で歌って、3回目はガチ!みたいな(笑)。
 
──3回も歌うと、一緒に行った人はどんな反応ですか?
 
今泉 いえ、いつも1人で行くので。でも、履歴に残っちゃうからイヤなんですよね。次のお客さんが、「この人、何回も同じ曲歌ってる!」って思われそうで、気になっちゃいますね(笑)。
 
──さて、これからいろんな活動をしていく中で、目標にしたいことは?
 
今泉 いろんな人が友達同士とかで話す中で、「この女優さんって、名前は分からないけど顔はよく見るよね」っていう存在になりたいですね。名前を覚えるのはなかなか大変なので、顔だけでも覚えていただけるようになりたいです。
 
──それはもうすぐにでも実現するんじゃないですか?
 
今泉 ええっ、そうですかね? もっともっと結果を残さないと、注目していただけないと思うので。3~4年ぐらいはかかると思ってます。
 
──いやあ、想像されてるよりも全然早いと思いますよ。では最後に、このサイトの読者の方にメッセージをいただければ。
 
今泉 きっと私のことを知らない方も多いと思いますが、このDVDを見て、「今泉ってこういう子なんだな」っていうのを、何となく知っていただければと思います。よろしくお願いします!

撮影 長谷 英史

初のドキュメンタリーDVD
『今泉佑唯の出逢い旅 ~20歳の再出発 アイドルから女優へ~』


【DVD】 AVBD-92812 ¥5,000+税]

【Blu-ray】 AVXD-92813 ¥6,000+税

○リリースイベント(トークショー 、握手会)
・6月16日(日)大阪・堂島リバーフォーラム
・6月22日(土)東京・TOC有明コンベンションホール
・6月29日(土)名古屋・名古屋市中小企業振興会館 第1ファッション展示場
 
▼6/21 公開
 映画「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」
https://gaga.ne.jp/hikarinootosan/
 
▼2019年度 公開予定
 映画「転がるビー玉」
https://www.nylon.jp/korogarubidama
 
▼2020年 公開予定
 映画「酔うと化け物になる父がつらい」
http://youbake.official-movie.com/ 

【YUI IMAIZUMI OFFICIAL SITE】
https://www.imaizumi-yui.com/
 
【今泉佑唯 Official Twitter】
https://twitter.com/yuuui_imaizumi
 
【今泉佑唯 Official Instagram】
https://www.instagram.com/yuuui_imaizumi/
 

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。